高知県土佐清水で100年続く鰤の一本釣り漁が、コロナ禍に加え近年の燃料費高騰により存続の危機に陥っている。
高知県の西の端、足摺エリアで今年で100年目を迎える伝統漁があります。
それが、足摺岬釣鰤組合が行っている鰤の一本釣り漁。
中型犬ほどの体長もある鰤を豪快に釣り上げる、古くから受け継がれてきた伝統的な漁法です。
大きく揺れる船の上で、天然のブリを次々と釣り上げる様は圧巻。多い時で1日で300匹も釣り上げることもある高知が誇る伝統漁です。
伝統の一本釣り漁で穫れるブリは、すべて足摺岬沖を泳ぐ「天然ブリ」です。
養殖ブリの場合、日光による日焼けや網と擦れることにより魚体が黒ずむ場合もありますが、天然ブリは広い大海原を泳ぎ、魚体が美しいのが特徴。
一本釣りで釣りあがった天然ブリは神々しささえ感じます。
また、普段から大海原を泳ぎ回っている分、身が引き締まっているのが最大の特徴。
適度な脂がのり、ギュッと身が引き締まった極上のブリです。
そんな伝統漁も組合員の平均年齢は70歳を超え、担い手不足が深刻化。
組合員の高齢化が加速する中、さらにコロナ禍と燃料の高騰が釣鰤組合を襲います。
コロナによる需要の減少、天然鰤の価格は下がり、卸値は最盛期の7割以下に減少。
更に燃料費高騰により経費が増加。
今や、漁に出れば出るだけ赤字になってしまうという、事業の存続すら危ぶまれる状況です。
このまま赤字が続けば、100年続いたこの伝統の鰤釣り漁を廃業せざるを得ないそうです。
危機的な状況に陥っている足摺岬釣鰤組合ですが、悪いことばかりでもありません。
担い手の高齢化が進む中、今年10月、足摺岬釣鰤組合に40代の若手が入ってくれました。
これからを担う世代に100年の伝統を継承してもらえるように、「足摺岬釣鰤組合未来100年プロジェクト」として、地元企業や各種団体が一致団結し、消費者の皆様への直販にチャレンジします。
今まで、ふるさと納税などで少量をネット販売したことはありましたが、本格的にネット販売に乗り出すのは今回が初めて。
「このままではどうにもならんけど、せっかく縁があって仲間になった若手にこの漁を続けてもらいたい。そのためには新しいことにもどんどんチャレンジする」
と語ります。
お得に天然の1本釣り鰤を買って、応援してください!
1本釣り漁で穫れるブリは、全て天然のブリ。
天然ブリの魚体の美しさ、大海原を泳ぎ回った証の適度な脂の乗りをぜひ堪能してください!
12/20まで応援特別価格で販売します。