高知県南国市にある日本最大級のヤギ牧場「川添ヤギ牧場」では、コロナ禍によりレストラン・旅館等への食肉需要が激減。星付きのレストランにも卸される超高品質なヤギ肉やミルクが大量に残ってしまっている状況です。
さらに創業者である川添建太郎さんが2021年7月にくも膜下出血で急死。享年41歳という若すぎる死に、牧場の行く先が危ぶまれています。
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※ 防疫の規制により、牧場への見学および現地での直販はできません。
高知県南国市にある川添ヤギ牧場は飼育頭数600頭の、ヤギ牧場としては全国最大級のヤギ牧場です。
川添ヤギ牧場のヤギ肉は「臭みが少なく、ヤギならではの良いクセと風味がある他では得られない味だ」と有名レストランからも高い評価を得ており、例年までレストランや旅館に主に卸されていました。
しかし、コロナ禍の時短営業・営業自粛により、飲食店の需要が激減。品質の良いヤギ製品が行き場を失ってしまいました。
川添ヤギ牧場は創業者の川添建太郎さんが、29歳のときに始めた牧場です。
音楽留学でドイツで暮らしていた川添さんは、ヨーロッパでは美味しいヤギのミルクやチーズが日常的スーパーに並ぶ様子に衝撃を受けました。
そして帰国後、ヨーロッパでのヤギの味が忘れられずに、最初は2頭のヤギから始めたのが川添ヤギ牧場のはじまりです。現在では飼育頭数は600頭に増え、全国でも類をみない日本最大級のヤギ牧場となりました。
川添さんは「栄養価が高く、高タンパクなヤギは、これからの日本人の健康を支える新たな食材になる」と考え、「ヤギを日本の食文化にしたい」という志をもってヤギを育てていたそうです。
川添さんは、ヤギの研究にも力をいれており、2021年8月には高知大学との共同研究結果として「コロナウイルスなどによる上気道感染症の予防効果が期待できるヤギミルクの製品」を発表しました。
従業員には、「川添ヤギ牧場のヤギが全国の皆に知られ、いずれヤギ肉が当たり前のようにスーパーで並ぶような食文化を作るんだ」という夢を常に語っていたそうです。
そうして、熱く夢を追いかけながらヤギ牧場を運営していた川添建太郎さん。
しかし、2021年7月某日、創業者の川添建太郎さんはくも膜下出血で急死してしまいました。享年41歳という若すぎる逝去に関係者の誰もが驚きと悲しみを隠せない状況でした。
創業者の川添さんが亡くなったあと、その想いを受け継いだのは、川添ヤギ牧場で飼育責任者として働いていた鈴木理紗さん。
鈴木さんは、埼玉県出身の33歳。夫婦で高知に移住し川添ヤギ牧場に就職。もともと生き物が好きだった鈴木さんにとって川添ヤギ牧場の仕事は
「ヤギの世話をして生活ができるなんて、こんな素晴らしい仕事はない」と言うほど、ヤギに愛情を持って育ててきました。
そんな鈴木さんが、創業者の川添さんの跡を継ぎ、2021年10月に代表取締役に就任。
「従業員みんなで力を合わせて、川添さんがやりたかった夢を一つでも叶えていきたい」
と川添さんが果たせなかった夢を受け継ぎ、全国に愛される川添ヤギ牧場を作って行きたい語る。
創業者の川添さんの「ヤギ文化を日本の文化に」という想いを受け継ぎ、新たなスタートを切る川添ヤギ牧場。
川添さんが研究してきた、特別な配合の自家飼料などの研究成果を受け継ぎ、どこよりも品質の良く、皆から愛される川添ヤギ牧場ブランドを受け継いでいく。
※防疫の規制により、川添ヤギ牧場では、『一般の方の牧場への見学』、及び『牧場での直販』はできません。